Japanese
Title最近のプログラマブルペースメーカー -その活用法について-
Subtitle機器紹介
Authors小坂井嘉夫*
Authors(kana)
Organization*国立循環器病センター心臓血管外科
Journal循環制御
Volume12
Number1
Page162-165
Year/Month1991/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractオーガナイズされた機械の開発の歴史とは, 最初はこんなことができるようになった, しかし, こんな問題があるから改良をした, 改良が進められると複雑になって便利になった, しかし, 複雑になりすぎて専門家にしか正しく使用できなくなった, ユーザーとしては困るので全てが自動化されて原理は良くわからないけれど誰にでも使用できるようになったと言うようなコースをたどる. 最新の市販されているペースメーカーは現在は大変複雑で, 専門家ですら悩まされることが多い. 今まさに開発中のペースメーカーは完全に自動化され誰にでも使えるようなものになろうとしている. 最初に開発されたペースメーカーはノンプログラマブルであった. 最大公約数的に各種パラメータは設定されており, 大多数の患者は生命が救われ症状が改善された. しかし, 一部の患者に問題が生じることがあった. 例えばペーシング閾値が上昇してペーシング不全が出現した時, 再手術をして出力の大きいペースメーカーに交換しなければならなかった. また小児あるいは心不全患者にとってペーシングレートが増加させる必要がでた時, ペーシングレートの高いペースメーカーに交換しなければならなかった. 最初のプログラマブルペースメーカーは出力とレートのみが可変であった. これだけでも画期的で上記のような問題は解消された.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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