Japanese
Title第十三回日本麻酔・薬理学会総会
Subtitle関連学会印象記
Authors山本亨*
Authors(kana)
Organization*日本大学医学部麻酔科
Journal循環制御
Volume12
Number2
Page347-347
Year/Month1991/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract第十三回日本麻酔・薬理学会総会は平成3年6月27〜28日(金, 土)に東京医科大学麻酔学教室の三宅有教授を会長として, 新宿の京王プラザホテルに於いて盛大に行われた. 幸い二日とも梅雨の合間の晴で30度を越す夏日であった. 言うまでもないが, 本会の前身は第九回までは臨床薬理学講座と称する研究会であった. その目的は現在の医学が細分化し過ぎて余りにも専門化し理解が困難になった為, 麻酔と薬理, 換言すれば基礎と臨床の架け橋にしょうとするものであったが, 本会にもその趣旨は見事に引き継がれ, 基礎から薬理学, 生化学, 生理学, 臨床から麻酔学, 内科, 外科, 歯学, 看護学, 倫理の分野にわたり, 幅広く現代第一級の重要な問題を取り上げ, 多くの招待特別教育講演が行われた. 一般演題も全国各地から100題集められ発表が行われた. 出席者は医師が約400名, 看護婦が約320名と極めて盛会であった. 招待特別教育講演としては, 富山医科薬科大の木村正康教授の「解る漢方薬の成分がAch受容体に作用してSchの作用を増強する」話, 聖マリの水島裕教授の「痛みの薬物療法」について, 自治医大の北村論教授の「特発性間質性肺炎のような肺疾患ではロイコトルエンやトロンボキサンなどのlipid mediatorsが深く関わっていて, 決して肺のみの疾患でない」事, 京都大学外科の小沢和恵教授の「肝臓切除や肝移植に際して肝臓が適切か否かの判定に肝臓のミトコンドリアのredox state(NAD+/NADH比)が非常に重要である」話, 東北大の小暮久也教授の「虚血後脳傷害とその修復過程」について, 東京医大の内田安信教授の「口腔心身症の取扱方」, 旭川医大の我孫子保教授の「心筋虚血の抗虚血薬」の話, 埼玉大の遠山博教授の「輸血副作用とその予防」について, 東海大生化学の山村雅一教授の「生物と熱」の話, 東大免疫学の多田富雄教授の「胸腺と老化」の話, 東大薬理の遠藤町教授の「薬物動態と腎臓」について, 東大手術部の都築正和教授の「中央手術部における安全対策」, 医事評論家の水野肇氏の「インフォームド・コンセント」の話, 東大名誉教授の渥美和彦氏による「未来の医療技術」, WHO事務総長, 中嶋宏先生による「21世紀をめざすWHOの健康戦略」(主に麻薬撲滅運動)の話など非常に多岐にわたった役に立つ講演が行われた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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