Japanese
Titleプロポフォール
Subtitle薬剤紹介
Authors新宮興*, 村川雅洋*, 友田幸一*, 森健次郎*
Authors(kana)
Organization*京都大学医学部附属病院救急部麻酔科
Journal循環制御
Volume12
Number2
Page357-365
Year/Month1991/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractプロポフォール(Diprivan)は, 英国ICI社で開発された静脈麻酔薬であり, その特徴は作用発現時間および持続時間が短いことである. 欧米ではすでに市販されているが, 本邦では現在臨床試験III相を実施している段階である. これまで, 大きな問題となる副作用は報告されておらず, 今後本邦でも広く使用される可能性を有している. 本稿では, プロポフォールに関するこれまでの報告を概説する36,79,117,143). 「1. 製剤」化学構造(2,6-diisopropylphenol分子量178)を図1に示す. 水への溶解度が低いため, 大豆油, グリセリン, 精製卵りん脂質の水性乳濁液を溶媒とした薬剤にしてある(含有量は10mg/mlである). 血中もしくは血清濃度の測定には高速液体クロマトグラフが用いられている105). 「2. 中枢神経作用」就眠作用の力価は動物実験ではthiopentalの1.8倍(重量比)と報告されている46). 臨床での麻酔導入用量は一般には2-2.5mg/kgである. 老人および鎮静薬を前投薬で投与された患者では, 就眠量は減少する. 就眠量以下の投与量では, 多弁傾向が認められる. 作用発現時間および持続時間は短い. 健康成人男子に4mg/秒の速度で2-2.5mg/kgを静脈投与したときの導入時間は40-90秒であり, 麻酔時間は7-8分, 覚醒時の血中濃度は平均1.07μg/mlであった122). thiopentalとの比較動物実験では, 就眠発現時間, 就眠時間は同一であっても, 協調運動の回復は本薬のほうが早い46).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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