Abstract | 6月2日から6日までウィーンのヒルトン・ホテルで開催された. 第一回が4年前にカナダのモントリオールで開催されたが, その時に比べ演題数も多く472題になっていた. 学会参加者は600人で欧州を中心にアメリカ, 日本その他南米, 中国, 台湾などからの発表があった. 学会の主題を敗血症, 臓器不全としたため臨床系の発表が表舞台に出て, 基礎のどちらかと云えばじみな研究発表がポスターになってしまったのは仕方なかったのかもしれない. この学会は基礎, 臨床の各分野の人が集って学際的に討論する場としてアメリカでまずShock Societyが定着して, その国際版というところである. 開会式ではSchlag会長につづき, アメリカ, ヨーロッパ及び日本ショック学会会長が開会式の会長挨拶を行った. 日本ショック学会の緒方会長(開平医大麻酔科)も立派に会長としての挨拶を行なった(写真1). ノーベル賞受賞者のPerutz博士, Huber博士の招待講演が花をそえた. 4日間を通して午前中は一会場で特別講演のみが行われ, 午後は3室に分かれてテーマ別にシンポジウムが持たれた. 各シンポジウムも興味ある主題がとり上げられており, 聴けなくて残念な想いがした時も度々であった. |