Japanese
Title動脈圧波動の物理的機序に対する新しい提案
Subtitle提案
Authors横山博俊*, 元塚朗子*, 岸槌進次郎*, 山本健**, 村上誠一**
Authors(kana)
Organization*国立金沢病院麻酔科, **金沢大学麻酔・蘇生学教室
Journal循環制御
Volume12
Number4
Page745-747
Year/Month1991/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「要旨」動脈圧波動は従来より, 圧波の反射説によって説明されてきた1), これに対し, 著者らは動脈圧波動は血管弾性の非線形性による非線形波動であると考えている2), 非線形波動とは非線形の媒質を伝播する波動である. 血管とは, 血管軸方向と円周方向の2方向の非線形バネからなると考えることができる3). 非線形バネの性質は, steepening現像とpeaking現象の説明に必要であると著者らは提案する. 「はじめに」動脈圧波は一般に, 末梢側へ伝播するにつれて, 収縮期圧は上昇し(peaking現像), 立ち上がりは急峻になる(steepening現象)特徴を有する. 著者らは, 動脈圧波動の物理的機序の説明として, 血管弾性の非線形性による非線形波動説を提唱してきた2). 血管は, その弾性の性質を非線形バネに例えることができる. 「1. 線形バネと非線形バネ」図1は坂西らが犬の大動脈を用いて得たデータである3), 血管の弾性をバネに例えた場合, 血管軸方向と円周方向の2種類のバネからなると考えることができる. バネには接線応力が加わる. 線形バネでは, 加わる力に比例してバネの長さが長くなるフックの法則が成立する. これに対して, フックの法則が成立しないバネを非線形バネと呼ぶ. 非線形バネでは, 応力と変化した長さの間に比例関係がない.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】