| Japanese | |
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| Title | スーパーオキサイドディスムターゼ(SOD)について想うこと |
| Subtitle | 巻頭言 |
| Authors | 小松壽 |
| Authors(kana) | |
| Organization | 東邦大学胸部心臓血管外科教室 |
| Journal | 循環制御 |
| Volume | 13 |
| Number | 2 |
| Page | 209-209 |
| Year/Month | 1992/ |
| Article | 報告 |
| Publisher | 日本循環制御医学会 |
| Abstract | 心筋梗塞急性期において, 血栓溶解療法や冠血管形成術により冠血流の再開に成功しても心筋壊死領域の拡大が生じ, 機能悪化と致死的不整脈に難渋することがある. 心臓手術時においても, 上行大動脈遮断を伴う心停止法に際しては, 遮断解除後における心筋細胞の形態・代謝・機能的変化の増悪をきたし, その回復が遷延したり, 拘縮の発生を招いたりする. このような心筋における虚血後再灌流障害の発生については, 1960年代より多くの研究業績があるが, その原因は活性酸素ラジカルであろうとされてきたのは1981年頃のことで, その後電子スピン共鳴で摘出心再灌流時O-2発生が確認されている. この活性酸素ラジカル発生源として, ヒポキサンチン-キサンチンオキシダーゼ系や好中球・顆粒球, ミトコンドリア, アラキドン酸カスケード, 血管内皮細胞等が考えらけており, 健常組織内ではスーパーオキサイドディスムターゼ, カタラーゼ, グルタチオンペルオキサイド等フリーラジカル消去系の存在により, その組織内濃度がコントロールされている. |
| Practice | 基礎医学・関連科学 |
| Keywords | |