Japanese
Title無症候性心筋虚血―内科の立場から―
Subtitle総説
Authors草間芳樹, 斎藤勉, 岸田浩
Authors(kana)
Organization日本医科大学第1内科
Journal循環制御
Volume13
Number2
Page271-274
Year/Month1992/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」心筋虚血により出現する自覚症状には典型的な狭心痛の他に動悸, 呼吸困難などの"anginal equivalents"と呼ばれる症状がある. 無症候性心筋虚血(silent myocardial ischemia, 以下SMIと略す)とはこのような自覚症状を伴なわずに発現する心筋虚血発作で, 無痛性心筋虚血(painless myocardial ischemia)はこれと同義である. 臨床的にSMIは様々な病態の患者に認められ, その病型分類としては表1に示したCohnらの分類が一般的に用いられている1). 即ち, I型:虚血性心疾患の既往, 徴候および自覚症状が無い例での無症状心筋虚血. II型:心筋梗塞後における無症状の心筋虚血. III型:狭心症例での無症状の心筋虚血. 最近, 心筋虚血発作のうち自覚症状を伴う発作のみならずSMIの重要性が明らかにされつつあり, 本稿ではSMI臨床的意義について述べる.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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