Japanese | |
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Title | 小児及び新生児の補助循環について |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 菊池利夫 |
Authors(kana) | |
Organization | 榊原記念病院外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 13 |
Number | 2 |
Page | 319-320 |
Year/Month | 1992/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 薬物療法に抵抗性の重症心不全や開心術後体外循環離脱困難例では, IABP(intraaortic balloon pumping)や人工心肺によるV-A(veno-arterial)バイパスを中心とした補助循環が行なわれ, その治療効果も良好となってきている. しかしこれらの多くは成人例で小児例での報告は少ない. 小児では体が小さく, 合併症や治療効果の点で臨床経験が遅れていた. 近年, IABPのバルーンサイズの改良1)-4)や新生児・未熟児の重症呼吸不全に対するECMO(extracorporeal membrane oxygenation)による治療成績の向上により5)9), 小児・新生児の重症心不全に対する補助循環の報告6)7)8)10)がなされるようになってきた. 「1. 適応」種々のカテコラミン(ドパミン 20μg/kg/分, ドブタミン 20μg/kg/分, ノルアドレナリン 1μg/kg/分, アドレナリン 1μg/kg/分以上)の投与によっても改善が得られない重症心不全状態が適応となる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |