Japanese
Title血管作動薬の着色
SubtitleForum
Authors大塚浩司
Authors(kana)
Organization北海道大学医学部麻酔学講座
Journal循環制御
Volume13
Number3
Page511-511
Year/Month1992/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract麻酔中にドパミンやドブタミンなどの血管作動薬を投与する場合, シリンジポンプなどの微量輸注器具を用いることが一般的である. 投与方法として, 他の輸液による後押しをする場合(後押し法)と, 直接注入する方法(直結法)に二分される. 後押し法の利点としては, 中心動脈カテーテルの容量の大小に関係なく, 迅速な効果が期待できることである. しかし, 輸液がなくなったり, エア針の問題などにより, 知らぬ間に後押しが停止していたなどというトラブルも起こりうる. 不安定な血行動態の患者では, 絶対に避けなければならないものである. 直結法はシリンジポンプの誤作動がない限り安全な方法であるが, 患者への注入及び効果発現に時間を要する. より早く患者に注入するためには, シリンジポンプに接続後, "早送り"する必要がある. しかし, この方法では, 高濃度の血管作動薬を送り過ぎる危険もある. そこで, 血管作動薬の着色により, "早送り"を安全に行う方法を考案した.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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