Japanese | |
---|---|
Title | 米国心臓血管麻酔学会(SCA)に参加して |
Subtitle | Forum |
Authors | 横田祥, 石川岳彦 |
Authors(kana) | |
Organization | 北海道大学医学部麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 13 |
Number | 3 |
Page | 512-512 |
Year/Month | 1992/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 1992年のSCA総会はマサチューセッツ州ボストンで開かれた. 総会の会場はボストン, シェラトンホテルに隣接したコンベンションセンターでその規模の大きさには驚かされた. ここ数年間のSCA総会の中でも特に大きな会場だった. 大きく広い会場でも特別講演や, 教育議演にはたくさんの聴衆が集まっており, 全米の中でも特にこのボストン地域には麻酔科医の数が多いのかと思われた. 今回のSCAの1つのハイライトは心臓大血管手術後のペインマネージメントについての5つの講演であった. 硬膜外ブロックについてのDr.Ferranteの講演では投与するオピオイドが脂溶性(フェンタニル)の場合と水溶性(モルヒネ)の場合に分けてリビューされていた. 北大のICUではフェンタニルの持続硬膜外投与を行っており, その有用性について再確認できた. 胸骨正中切開の患者で従来あまり術後の疼痛管理が行われてこなかったのは肋間の開胸例に比較して, 手術中のオピオイドの使用量が多いからであり本来はPCA pump等による十分な疼痛管理が重要であるとするDr.Rauckの講演は大変参考になった. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |