Japanese
Title腎循環調節における液性因子
Subtitle特集 誌上シンポジウム =臓器虚血の特異性(腎虚血)=
Authors安岐康晴, 玉置俊晃, 安部陽一
Authors(kana)
Organization香川医科大学薬理学講座
Journal循環制御
Volume13
Number4
Page575-582
Year/Month1992/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」腎臓は排泄器官であるとともに, 水・電解質バランスを維持し, さらには自身に存在する体液性因子を介して腎循環のみならず, 全身循環にも大きく関与しており, その循環調節は生体において重要な役割を持つ. 腎臓の循環は, 他の臓器とは異なり糸球体の前後に位置する2つの抵抗血管である輸入並びに輸出細動脈により調節されており, ある種の調節因子に対しては, 両細動脈が異なる反応を示すことが知られている. 2つの抵抗血管に対する各種の調節因子の作用を明らかにする事は, 生理的な状態での腎循環調節機序が解明されるのみならず各種の病態時における腎機能障害を解明し, 治療を行なう際の重要な情報になる. 腎循環調節は神経性及び体液性因子により厳密に調節されている. 本稿では, 体液性因子について最近の知見を紹介する. 「レニン-アンジオテンシン系」レニン-アンジオテンシン系は, 腎における最も重要な体液性因子の1つである.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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