Japanese | |
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Title | Flecainide acetate |
Subtitle | 薬剤紹介 |
Authors | 新博次 |
Authors(kana) | |
Organization | 日本医科大学第1内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 13 |
Number | 4 |
Page | 685-687 |
Year/Month | 1992/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 従来, 抗不整脈薬では Vaughan Williams分類 Class I a(表)の薬剤が最も多く使用されている, しかしながらこれら薬剤の有効率は一般に十分満足できるものではない. そこで有効率が高く, より安全性の高い薬剤の登場が期待されることになるが, flecainideをはじめとする Class I cの薬剤は有効性に関してはその期待に応える薬剤といえよう. 「プロフイール」分子量474.40, C17H20F6N2O3・C2H4O2で示されるフッ素化合物で, 局所麻酔作用を有する白色粉末である. 酢酸様の特異な臭いが僅かにあり, 苦味がある. Class I cの代表的抗不整脈薬であり, 心筋のNaチャネルを抑制し, 強力な不整脈抑制作用を有し, 心室性ならびに上室性の頻拍性不整脈に効果を示す. 経口投与にて消化管吸収は極めて良く, 生体内利用率は高い. 血漿中濃度の消失半減期は約11時間と長く1), 1日2回投与にて使用される. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |