Japanese | |
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Title | 無症候性心筋虚血とPTCA |
Subtitle | 特集 シンポジウム =無症候性心筋虚血の治療をめぐって= |
Authors | 本宮武司 |
Authors(kana) | |
Organization | 東京都立広尾病院循環器科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 14 |
Number | 1 |
Page | 29-31 |
Year/Month | 1993/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」無症候性心筋虚血(SMI)を有する症例の予後は, 心筋虚血のない症例と比較して, 有症候性心筋虚血症例とほぼ同様に悪いことが知られている. 硝酸薬, Ca拮抗薬, β遮断薬によりSMIの減少がみられるが, 十分な薬剤投与下でもSMIの消失しない症例がある. これら無症候性心筋虚血症例に対する血行再建の必要性と成績について概説する. 「1. 無症候性心筋虚血例の長期予後」Weinerら1)の報告した Coronary Artery Surgery Study(CASS)ではSMI群と有痛性心筋虚血群を比較検討しているが, 7年生存率は74%対77%と差を認めず, いずれも非虚血群の98%に比較して生命予後が不良であることを示している(図1). さらにSMI群と有痛群では心筋梗塞の発症率, 突然死の出現率など心事故発生率にも有意差がない. 細田ら2)の日本における多施設共同研究では虚血性心疾患患者を平均43ヵ月追跡調査しているが, SMI群と安定狭心症群では心事故発生率は狭心症群で多かったが, 不安定狭心症への移行率では差を認めていない. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |