Japanese | |
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Title | エリスロポエチンと血液レオロジー―真空採血管粘度計の臨床応用― |
Subtitle | 総説 |
Authors | 谷口興一 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬県立前橋病院 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 14 |
Number | 1 |
Page | 41-49 |
Year/Month | 1993/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「1. はじめに」遺伝子組み換えヒトエリスロポエチン1)(EPO)の開発と臨床応用により, 維持透析(HD)中の慢性腎不全(CRF)患者における腎性貧血の治療に対して, 画期的な効果をもたらした2)〜5). しかし一方では, 治療抵抗性の高血圧, 脳血管障害, AVシャント部の閉塞, あるいは血栓塞栓症6)などの副作用を併発し, HD臨床における重要な問題となっている. これらの合併症の主な要因は, CRFの特徴の1因子である血液凝固能活性の亢進7)に対して, ヘマトクリット(Ht)上昇に伴う血液レオロジー因子の増大8)9)が加わるためである. 今回は, 血液レオロジーの基礎を概説し, ついで測定原理・測定装置・測定法を要約し, 最後にEPO治療による血行動態・血液レオロジーの変化についてまとめることにする. 「2. 粘度(粘性)」「1)粘度の本体」流動する物質を流体といい, 流体が流れる場合, 流動変形が生じる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |