Japanese | |
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Title | 交感神経活動の測定法について(第3回) |
Subtitle | 講座 |
Authors | 小山省三 |
Authors(kana) | |
Organization | 信州大学医学部第2生理学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 14 |
Number | 1 |
Page | 63-69 |
Year/Month | 1993/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 〈第3回内容〉[b)腎臓交感神経][6. 交感神経活動の評価法][7. おわりに] 「b)腎臓交感神経」左側の腎臓は右側に比べて容易に露出することができる, 腰椎に沿った縦切開を加えることにより容易に後腹膜的にアプローチすることができる(図22). この際, 横走する腰椎動静脈の約2−3本の血管を結紮切離したのち, 腹膜を破らず脊椎に沿うように用手的, ならびにハサミで薄い膜を切離する(図23). 用手的操作で抵抗を感じる束状物は神経枝や動静脈であることがあり, これらを結紮切離すると大動脈ならびにGerotaの被膜に達し, 比較的に出血の少ない状態で目的の部位に達することが可能である. この際に注意すべき点は, 後腹膜経由でアプローチされた腎臓は腹腔内臓器によって背側に向けられることである. 充分に創部を開創器で拡げ, 腎臓を傷つけないように腎被膜とともに腎臓を腹側に移動させることが安定した測定をするために必要である(図24). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |