Japanese
Title連続血管内血液ガスモニター装置―(ピューリタン・ベネット社製 PB3300)の紹介―
Subtitle機器紹介
Authors落合亮一, 福島和昭
Authors(kana)
Organization慶應義塾大学医学部麻酔学教室
Journal循環制御
Volume14
Number1
Page85-90
Year/Month1993/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」血液ガス分析(pH, PCO2, PO2)は, 動脈血, 静脈血を問わず集中治療中あるいは全身麻酔中の適切な全身管理のためには重要な情報である. 現在行われている血液ガス分析は検査室で行われるin vitroの検査で, 連続的な測定は行われていない. 呼吸循環動態あるいは代謝動態は特に重症症例では不安定で, 間欠的な血液ガス分析ではその病態を正しく把握できない場合も多い. このため, 集中治療中ならびに全身麻酔中にはパルスオキシメータによる動脈血酸素飽和度(SpO2)や吸気炭酸ガス濃度測定が行われている1). しかし, 血液ガス分析が連続的にモニター可能であれば, 病態生理の診断ならびに治療効果について即座に判断が可能であると考える. そこで, 採血した血液を測定するのとは逆に, 測定センサーを血管内に挿入し連続的測定を可能にする技術開発が行われてきた. ここで紹介する動脈内血液ガスモニタリングシステム(Intra-Arterial Blood Gas Monitoring:IABG)ピューリタン・ベネット社製 PB3300は血管内にセンサーを留置し血液ガス測定の連続モニターを可能にした装置である.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

【全文PDF】