Japanese | |
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Title | カルシウム拮抗薬の腎作用 |
Subtitle | 特集 誌上シンポジウム =今, カルシウム拮抗薬は?= |
Authors | 玉置俊晃 |
Authors(kana) | |
Organization | 香川医科大学薬理学講座 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 14 |
Number | 2 |
Page | 127-132 |
Year/Month | 1993/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」カルシウム拮抗薬が, 循環器の薬物として臨床応用されて久しい. カルシウム拮抗薬の提唱者であるFlackensteinら1)のverapamilの研究から, カルシウム拮抗薬には冠拡張作用と心筋収縮力抑制作用があることが示された. その後, dihydropyridine誘導体のカルシウム拮抗薬が開発されて, カルシウム拮抗薬が心筋抑制薬であるとの考えが大きく変わった. Dihydropyridine誘導体のカルシウム拮抗薬は, in vivoでは強力な血管拡張作用を示しほとんど心筋抑制作用がない. このため, 血管拡張作用の強いカルシウム拮抗薬は抗高血圧薬として汎用されるようになってきた. 腎臓が高血圧の発症・高血圧の維持に大きな役割を持っていると考えられており, 抗高血圧薬として汎用されているカルシウム拮抗薬についても, どの様な腎作用を持っているのか興味ある点である. カルシウム拮抗薬の腎作用をペントバルビタール麻酔イヌで検討してきた我々のdataを中心に解説したい. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |