Japanese | |
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Title | カルシトニン遺伝子関連ペプチド(CGRP)と循環制御 |
Subtitle | 講座 |
Authors | 後藤勝年 |
Authors(kana) | |
Organization | 筑波大学基礎医学系薬理 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 14 |
Number | 2 |
Page | 193-197 |
Year/Month | 1993/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」末梢臓器を支配する神経としては, 交感(アドレナリン作動性)と副交感(コリン作動性)神経よりなる自律神経が知られていた. 比較的最近になって, この範躊に属さない, いわゆる非アドレナリン・非コリン作動性(NANC:nonadrenergic, noncholinergic)神経も末梢の様々な機能調節に関わっていることが示されるようになってきた. そのうちでも求心性知覚神経の役割が注目される. 従来, 循環系における求心性知覚神経の役割としては, 頚動脈洞などの圧受容器や頚動脈体などの化学受容器からの情報を中枢(主として延髄の血管運動中枢)に伝えることにより, 交感神経系の緊張度を調節することが知られていた. 興味深いことに, 知覚神経系は中枢端のみでなく, 末梢端にもペプチド性の神経伝達物質(Substance PやCGRP)を貯蔵しており, 神経の興奮によってそれらを遊離して局所の循環制御に関わっているようである. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |