Japanese
Title循環器疾患治療薬の推移と将来―私の薬理学―
Subtitle巻頭言
Authors遠藤政夫
Authors(kana)
Organization山形大学医学部薬理学
Journal循環制御
Volume14
Number3
Page233-234
Year/Month1993/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract私が循環薬理学の研究に足を踏み入れてから早くも四半世紀が過ぎた. 1960年代の後半であった当時は, 循環器疾患の治療薬として, カルシウム拮抗薬もβ遮断薬も, ましてやACE阻害薬も存在せず, レセプターは「実体はないが, 薬理作用を説明するのに非常に有用な概念」であることにとどまり, ジギタリスは「例外的に, 薬理学の基本原理である用量反応関係のないクスリ」であった. 当然, 遺伝子工学の進歩による「レセプター1次構造の決定」などということが起ころうとは全く予想もつかず, 夢のまた夢であった. それほど年をとったと思ってはいないが, 当時の薬理学を振り返ると, どうしても「はるか遠くに来つるものかな」と思ってしまうというのが実感である. 2年間くらい薬理学を勉強して臨床にもどる予定であった. 「胸部外科医にだって1人くらい薬理学のわかるスタッフがいてもよいのではないか」という軽い気持ちで循環薬理学の故橋本虎六教授の教室の門をたたき, 研究のマネゴトを始めた.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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