Japanese | |
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Title | Hypoxiaに対する循環制御機構の応答 |
Subtitle | 特集 誌上シンポジウム =循環制御機構における神経・体液性因子の相互作用= |
Authors | 外須美夫 |
Authors(kana) | |
Organization | 九州大学医学部麻酔科蘇生科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 14 |
Number | 3 |
Page | 267-271 |
Year/Month | 1993/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」Hypoxiaとは, 血液あるいは組織の酸素量の低下を意味し, 古典的には, 1)hypoxic hypoxia;(動脈血酸素分圧の減少), 2)anemic hypoxia;(ヘモグロビンの減少) 3)hypoperfusion hypoxia;(血流の減少), 4)histotoxic hypoxia;(組織酸素利用の低下)に分類される. ここでは, hypoxic hypoxiaをとりあげ, 急性の全身性低酸素血症に対する循環制御機構の応答について述べる. 中枢神経系は酸素不足に対して極めて脆弱であり, 短時間の酸素欠乏により神経細胞機能の不可逆的障害が生じる. 生体はこの酸素の低下状態に対して複雑な防御反応を引き起こす. 呼吸促拍は肺における酸素摂取を増加させようとする呼吸系の反応であるが, 同時に循環系の種々な反応が生じる. 低酸素血症に対する全体的な循環反応は, 脳や心臓といった重要臓器へなるべく多くの酸素を供給していく方向にある. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |