Japanese
Title低酸素と心機能について教えて下さい?
Subtitle質疑応答
Authors神山有史
Authors(kana)
Organization徳島大学医学部麻酔学教室
Journal循環制御
Volume14
Number3
Page373-376
Year/Month1993/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract手術中あるいは救急医療の現場において著明な低酸素血症に遭遇することは希ではない. 低酸素血症の程度により異なるが, 一般に低酸素血症の発生早期には心機能及び心臓のポンプ機能は亢進し, その後低下する. 心機能の亢進は交感神経神経緊張が, 心機能の低下は心筋でのATP産生障害に基ずく細胞膜及び収縮−弛緩機構障害と全身的な代謝障害による動脈血生化学変化が主な原因となる. 「1. 自律神経系への影響」低酸素血症が生ずるとカテコラミンの分泌, α, βレセプターの刺激により, 頻脈, 高血圧, 心拍出量の増加, 心筋収縮力亢進が生ずる. 低酸素下では血中カテコラミンの上昇と同時にβレセプター自体もその数が増加して, 細胞内へのCa++流入・排出, 心筋収縮・拡張速度及び収縮張力, 解糖系などを促進して心機能は亢進する. しかし, 低酸素状態が持続するとレセプターは数が減少すると同時にレセプターとc-AMPとの解離あるいはレセプター機能の低下が生じて, 血液中カテコラミン濃度の上昇にもかかわらず心筋へのカテコラミンの作用は低下して心機能は低下する1).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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