Japanese
Title臨床医学における統計解析の方法を教えて下さい?
Subtitle質疑応答
Authors小川龍
Authors(kana)
Organization日本医科大学麻酔科学教室
Journal循環制御
Volume14
Number4
Page579-584
Year/Month1993/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract質問は「医学論文における統計解析の方法」である. 現在パーソナルコンピュータのパッケージプログラムを用いてデータベースを作れば, いかなる統計処理も一瞬で完了する. しかし統計処理する前のデータの性質を見極め, それに適した統計処理方法を適用することが重要である, そこで, フローチャート(図1)に基づいて統計解析方法の選択と実際について述べる. 「1. データの性質と分布の型」「a. データとは何か」データとは標本の特性を表現したものである. これを臨床医学に当てはめれば, 患者の属性を数値その他で表現したものとなる. 「b. 母集団と標本」筆者の病院を受診する患者は, たまたま近くに住んでいるためである. 全国の患者のほんの一部である. 全国の患者(母集団)の中からたまたま抽出されたことになる. このような患者を対象として行った研究結果(例えば麻酔前のCPK平均値)は, 全国の患者の平均(母集団の平均すなわち母平均)とは一致しない.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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