Japanese
Title冠循環ならびに心筋細胞の防御機構におけるアデノシン受容体の役割
Subtitle特集 誌上シンポジウム ―レセプターをめぐって―
Authors三浦哲嗣
Authors(kana)
Organization札幌医科大学医学部第2内科
Journal循環制御
Volume15
Number1
Page22-27
Year/Month1994/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstractアデノシンの心血管系への効果に関する研究は1920年代にさかのぼることができるが, 1978年にBurnstockがプリン受容体をP1ならびにP2受容体に分類して以来, その生理的役割と機構の解明が展開するようになった. ことにP1受容体すなわちアデノシン受容体は, 心筋虚血/再灌流の際に内因性の防御機転としても重要な役割をはたす可能性が最近注目されている. 本稿では心筋/冠循環系におけるアデノシンの動態ならびにアデノシン受容体の役割について概説する. 「アデノシンの産出」心筋において産生されるアデノシンの直接の前駆物質はAMPとS-adenosylhomocysteine(SAH)である(Fig.1). 種々の条件下でAMPとSAHのそれぞれがどの程度アデノシン産生に寄与するかは詳細が明らかではない. しかし, SAH-hydrolaseによる反応は可逆性であり, むしろSAH産出に傾いていることからも, 心筋におけるアデノシン産生は5'-nucleotidaseによるAMPからのものが主たる経路と考えられている.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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