Japanese | |
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Title | Naチャンネルの分子構造とトキシン, 薬物の結合部位 |
Subtitle | 特集 誌上シンポジウム ―レセプターをめぐって― |
Authors | 中山仁 |
Authors(kana) | |
Organization | 熊本大学薬学部放射薬品学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 15 |
Number | 1 |
Page | 28-33 |
Year/Month | 1994/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」Naチャンネルは, 脳はもとより心筋を含めた多くの興奮性細胞膜において, 膜興奮の初期に大きな一過性の電気信号(活動電位)の発生と伝播を担う膜タンパク質である. 動・植物界には脳・神経系に作用する毒物の存在が数多く知られているが, これらトキシンの標的分子がイオンチャンネルの場合には, そのターゲットはNaチャンネルであることが多い. 起源や化学構造の違った多様なNaチャンネル毒(薬物)は, Naチャンネル分子上の異なった部位に結合し, それぞれ特有の薬理効果・生理作用を示すことが知られている. このように多様な特異的トキシンの存在は, 他のイオンチャンネルにもまして, Naチャンネル機能を分子レベルで研究する格好のプローブを提供してきたといえる. 電気ウナギ発電器官Naチャンネルの1次構造が初めて明らかにされて1)以後, 脳2)や骨格筋, 心筋の同チャンネル構造3)が明らかとなり(図1), 他方, 新たなトキシンの発見もあって, Naチャンネル機能を分子構造の視点で理解しようとする研究はますます盛んになっている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |