Japanese
Title硝酸イソソルビド口腔粘膜貼付剤(TYB-3215)
Subtitle薬剤紹介
Authors大島茂, 谷口興一
Authors(kana)
Organization群馬県立前橋病院循環器内科
Journal循環制御
Volume15
Number1
Page148-151
Year/Month1994/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」isosorbide dinitrate(ISDN)は1937年に合成され1), 1950年頃 Krantzら2)により狭心症に対する臨床効果が確認され, わが国では1963年に発売された硝酸薬であるが, 現在でも労作, 安静いずれの型の狭心症治療においても第1選択薬の1つとなっている. しかし, ISDN, nitroglycerin(GTN)などの硝酸薬は舌下投与や経口投与では肝におけるfirst pass effectのため作用持続時間が短く, 発作の寛解には有効であるが, 長期間の管理には不十分である. 近年, drug delivery system(DDS)の概念が導入されて, 硝酸薬の投薬経路や剤型に工夫がなされた. すなわち, 経口薬, 注射薬, 舌下錠に加えて硝酸薬にも徐放錠, 貼付剤, 軟膏など持続時間の長い剤型が登場し, 狭心発作の予防にも利用可能となり, 汎用されるようになった.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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