Japanese
Title小児開心術の麻酔管理
Subtitle特集 シンポジウム (第14回日本循環制御医学会総会から) 特集I
Authors大畑淳*, 石川輝彦**, 羽鳥文麿**
Authors(kana)
Organization*長野県立こども病院麻酔科, **千葉県こども病院麻酔科集中治療科
Journal循環制御
Volume15
Number2
Page178-182
Year/Month1994/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」小児先天性心疾患の外科治療に対する麻酔管理は術前より呼吸管理を必要とする重症例も多く, 術前術後も含めた統一された管理, チーム医療で行なわなければならない. 千葉県こども病院では心臓手術が始まった1990年6月より1993年1月まで1年8ヵ月の間に148例の開心術を行なった. その成績を報告するとともに, 現在我々が行なっている術中を中心とした麻酔管理方法について報告する. 「成績」延148例の年齢, 体重の平均はそれぞれ3.2才, 12.1kgであった(表1). 麻酔法は大量のフェンタニールを用いているが, 投与量は術当日に気管内チュ-ブの抜管を予定した症例は40μg/kg, そうでない症例は100μg/kg以上を目標にしている. 術後の人工呼吸日数は1年以上に及ぶ症例もあるため平均で6.4日と長くなっているがそれらの症例を除くと平均3.8日であった. 年齢別に見ると新生児が14例で全体の9%, 1才未満の乳児を併せると全体の半分を占めている(表2).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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