Japanese | |
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Title | 兵庫県立こども病院における小児開心術の麻酔 |
Subtitle | 特集 シンポジウム (第14回日本循環制御医学会総会から) 特集I |
Authors | 津田恵子 |
Authors(kana) | |
Organization | 兵庫県立こども病院麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 15 |
Number | 2 |
Page | 183-187 |
Year/Month | 1994/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「要旨」最近4年間の兵庫県立こども病院における開心術の麻酔管理について, ファロー四徴症(TOF)を例にあげて紹介した. 麻酔法は軽症例を除き原則として大量ファンタニルを選択している. 術中モニターとして心電図, パルスオキシメーター, カプノメーター, 各種圧ライン(動脈圧, 中心静脈圧, 左房圧, 肺動脈圧, 大動脈基部圧)と各種体温を測定している. 人工心肺中の心停止液には全例cold blood cardioplegia(BCP)を使用し, 特にチアノーゼ疾患では直腸温22℃の高度低体温を保ち, 確実な心筋保護に留意している. 近年の症例では術後のカテコラミンの必要量など臨床的諸指標において改善が認められている. 「はじめに」小児先天性心疾患においては, 各疾患の特異的な血行動態の理解が重要である. また手術対象となる年齢層も幅広く, 一方では臓器が未熟な新生児症例から他方では学童期での再手術症例も存在し, 近年その麻酔管理はさらに複雑を呈している. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |