Japanese | |
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Title | 新生児・乳児期早期の開心術の麻酔管理 |
Subtitle | 特集 シンポジウム (第14回日本循環制御医学会総会から) 特集I |
Authors | 木内恵子*, 太城力良*, 岸本英文** |
Authors(kana) | |
Organization | *大阪府立母子保健総合医療センター麻酔科, **大阪府立母子保健総合医療センター心臓血管外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 15 |
Number | 2 |
Page | 195-198 |
Year/Month | 1994/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「要旨」当センターにおける最近3年間の生後3ヵ月未満の開心術33症例の内訳は完全大血管転位10例, 総肺静脈環流異常4例, 心室中隔欠損5例, 左心低形成2例, 無脾症候群2例, ファロー四徴2例, その他8例であった. 麻酔薬はフェンタニールで行い笑気は使用しない. 術中管理では特に体外循環前のFIO2に留意している. 心室中隔欠損, 総肺静脈環流異常, 左心低形成には低めのFIO2を使用し, ファロー四徴, 完全大血管転位には高めのFIO2を用いている. 最近2年間は循環停止は行わない方針をとっており, 総肺静脈環流異常, 左心低形成などでは心停止も行わず心拍動下に手術を行っている. 「はじめに」当センターで行われた生後3ヵ月未満の開心術の内, 特に最近3年間の症例を中心に我々の麻酔管理を紹介する. 1990年1月−1993年2月の約3年間の心臓外科手術348例の中で, 生後3ヵ月未満の症例は140例(40%), 3ヵ月以上1才未満の症例は61例(18%)であった. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |