Japanese | |
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Title | 上室性不整脈の診断と薬物療法 |
Subtitle | 特集 シンポジウム―不整脈の薬物療法 |
Authors | 高柳寛 |
Authors(kana) | |
Organization | 独協医科大学越谷病院循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 15 |
Number | 3 |
Page | 383-387 |
Year/Month | 1994/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「上室性不整脈の診断と薬物療法」上室性不整脈は, 心室性期外収縮とともに日常の臨床において遭遇する頻度の高い不整脈である. 本章では上室性不整脈を, 上室性期外収縮と心房細動, 心房粗動に分類し, その診断と薬物療法について解説した. 1)上室性期外収縮の診断と問題点 上室性期外収縮の基礎疾患の基礎疾患は多岐にわたり, 加齢とともにその頻度が増加することが知られている. 成因の代表として, リエントリーと異所性自動能があげられ, 加えて最近ではreflectionという概念も提唱されている. 心室性期外収縮が連発すると危険な心室頻拍になるのと同様に, 上室性期外収縮が連発すると一過性の心房細動を呈する. 発作性上室性頻拍は, 別章に記載がある. 図1は上室性期外収縮が頻発した67歳男性例で, ホルター心電図上一過性心房細動発作をタコグラムで表した. この例は, 後に塞栓による小脳梗塞, さらに半年後には左脳梗塞を起こした. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |