Japanese | |
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Title | 循環器の生体膜の分子生物学 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 香川靖雄, 中尾慎一*,***, 最首俊夫**,***, 清水禮壽*** |
Authors(kana) | |
Organization | 自治医科大学第1生化学教室, *京都大学医学部麻酔学教室, **東北大学医学部麻酔学教室, ***自治医科大学麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 15 |
Number | 3 |
Page | 404-414 |
Year/Month | 1994/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに:情報とエネルギーの制御」循環系制御を行う基本的な機構は生体膜の中のチャネル, 受容体, ポンプ, 等の無数の膜蛋白質である. 心筋細胞の活動を発動するのは受容体, チャネルに始まる情報伝達系である. しかし心筋細胞の最大活動量は酸化的リン酸化や解糖に依存するATP合成速度で制御される. 生体膜の分子生物学が飛躍的に発展し(1), これらの構造と機能の測定(2), 薬剤作用が解明された. 病的心筋のチャネルがATPの低下やリン脂質の分解産物であるリゾレシチン等で変化を受けることも知られた(3). さらに悪性高熱(小胞体Caチャネル変異), 筋ジストニー(形質膜L型Caチャネル欠損), 周期性四肢麻痺(骨格筋形質膜Naチャネル変異), 一部の心筋症(ミトコンドリアDNA変異)など, 無数の膜異常が確定された(1). 情報は向代謝性受容体, 向イオン性受容体, 電位型チャネル等で感受され, cAMP, IP3, Ca等各種の2次メッセンジャーやプロティンキナーゼを経て伝達される(1-3). |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |