Japanese | |
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Title | 経頭蓋的超音波Doppler法 |
Subtitle | 機器紹介 |
Authors | 大川一美 |
Authors(kana) | |
Organization | 帝京大学麻酔科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 15 |
Number | 3 |
Page | 473-476 |
Year/Month | 1994/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | Doppler効果による血流計測の応用により脳, 末梢循環検査法の基礎を作ったのは1960年里村, 金子らが最初である1). しかし骨に(音響インピーダンスが著しく異なる物質)囲まれている頭蓋内の血管の血流測定は, 1982年Aaslidらの経頭蓋骨的超音波Doppler法(transcranial Doppler:TCD)2)が導入されるまで約20年の年月がかかった. このTCDは無侵襲でリアルタイムに脳循環動態の変動をとらえられる検査法であり, 装置もコンパクトなのでベットサイド, 手術室での脳循環のモニターとしての有用性も認められている. ここでは当院で使用している米国Medasonics社製TCD装置(cerebrovascular diagnostic system:CDS)を紹介する(図1). この装置は, パルス(PW)と連続波(CW)の2種類のプローベがある. それぞれを用い頭蓋外と頭蓋内血管または, 2つのPWプローベを用い2箇所の頭蓋内血管の血行動態を同時に検査でき, 24時間までは選択した間隔で血流情報が記録でき長時間のモニタリングが可能である. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |