Japanese | |
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Title | 統計処理について御教えください? |
Subtitle | 質疑応答 |
Authors | 小川龍 |
Authors(kana) | |
Organization | 日本医科大学麻酔科学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 15 |
Number | 3 |
Page | 481-482 |
Year/Month | 1994/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 研究計画を実行してデータ(標本)が得られてたら統計解析を行いますが, 群数が3群以上あるいは時系列で3点以上の観察点がある場合を日常よく経験します. そして任意の2群(2点)間の平均値の差を知りたいことがあります. このようなとき, すぐに2群間の平均値をt検定で検定し, 有意差があれば2群(2点)間で差があると結論したくなります. これはGlantz1)がしてきしたように統計学の落とし穴の一つです. またA, B, Cの3群があるときに, t検定で5%の有意水準下でA=B, B=C, A=Cの統計仮説が棄却されても, A≠B≠Cが成立するとは限りません. 通常3群以上がある場合は, それらの平均値の一様性は分散分析で検定します. しかし多数群のうちの2群の検定方法は, 広く理解されているとは限りません. ご質問はこのような場合の統計検定方法です. 以下順を追って説明します. 「1. 多重検定法とはなにか」基礎的研究でも, 臨床的研究でも3群以上を設定する場合があります. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |