Japanese
Title「原の論文」を基に
Subtitle巻頭言
Authors清水禮壽
Authors(kana)
Organization自治医科大学麻酔科学
Journal循環制御
Volume15
Number4
Page529-529
Year/Month1994/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract私は麻酔学の講義や学生のbedside learningを指導するにあたって, 欧米のtextbookを用いている. 理由はある事象を口述または記述する際に, その事象が誰によってどのような方法で導びかれたかが日本語の多くの参考書よりも明確にできるからである. 今年の卒業試験に“本態性高血圧症では心拍出量は減少しない”, “本態性高血圧症では循環血液量は減少しない”という選択肢の入った問題を出題した. これらの選択肢の記述内容はいずれも誤りなのである(Lund-Johansen, P. Hemodynamics in essential hypertennsion. Clin. Sci., 59:343S, 1980)が, よく勉強している学生数名がそれぞれ医師国家試験対策用の日本語の参考書を持参して, 本態性高血圧症では心拍出量, 循環血液量とも増加すると記述してある部分を指摘して, これらの選択肢は正しいのではないかと抗議しにきた. 私は上記の論文と, やはり同じ著者が分担執筆したHemodynamic changes in late hypertension;in Hypertension in the Young and Old(eds G. Onesti and K. E. Kim), 1981, p239. New York:Grune and Strattonを提示して, 本態性高血圧症においては, 心拍出量は初期には増加するが, いずれは減少すること, 循環血液量は正常か軽度に減少することが証明されているから, これらの選択肢の記述内容は誤りであると解説した.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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