Japanese
Title小児循環器内科の立場から
Subtitle特集 第15回日本循環制御医学会総会より
Authors中澤誠
Authors(kana)
Organization東京女子医科大学附属日本心臓血圧研究所循環器小児科
Journal循環制御
Volume15
Number4
Page531-536
Year/Month1994/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」心奇形による循環不全が特別な管理を要するのは, 新生児乳児早期に問題となる心疾患に集中する. ここでは, それらを中心に述べる. この時期に循環異常ないし不全に陥る病態は複数の要因の複合である. 胎児循環から成人循環への移行および諸器官の発達(成長)による変化に, 疾患特有の病態が絡む. 「基礎的事項」1:胎児循環から成人循環への移行 出生と共に, 肺血管は拡張し抵抗が下がり血流量が増える. 大血管位ないし心室位で短絡があれば増加量は抵抗の下降により一層増加する. これは心肺への容量負荷になるので病態理解には重要である. 動脈管は生後2〜3日で閉鎖する. 肺動脈閉鎖では肺循環維持に必須であるがそれでも閉鎖する. 管理上重要なポイントとなる. 卵円孔は機能的には生後数日で閉鎖するが, その後解剖学的にはいわゆるprobe patentの状態(スリット状の隙間が残り, カテーテルなどは通過するが血流はない状態)となり, 成人でも約20%でこの状態のままに留まる. 出生直後の肺高血圧と卵円孔開存のため生後20分までは生理的に心房位での右左短絡がある.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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