Japanese | |
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Title | 頻脈性不整脈の成因と治療 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 笠貫宏 |
Authors(kana) | |
Organization | 東京女子医科大学附属 日本心臓血圧研究所循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 16 |
Number | 1 |
Page | 26-39 |
Year/Month | 1995/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 頻脈性不整脈は突然死, アダムスストークス発作, 心不全, 狭心症, 動悸などを惹起しうる. とくに心室細動, 持続性心室頻拍は心臓突然死の80〜90%を占め, また, WPW症候群のhigh risk groupも突然来たしうる. 従って, 頻脈性不整脈の治療は重要な今日的課題となっている. 近年, 頻脈性不整脈の成因, 診断および治療の進歩は著しく進歩している. とくに治療においては抗頻拍ペースメーカー, 植込み型除細動器およびカテーテルアブレーションという新しい治療法が開発され, 普及しつつある. 1)〜7). 本稿では紙面の制限もあり頻脈性不整脈の成因と治療の概略について述べる. 「頻脈性不整脈の成因」頻脈性不整脈の主な発生機序は, リエントリー(reentry), 撃発活動(triggered activity)および異常自動能(abnormal automacity)であるが, 心筋電気生理学の基礎知識が必要であり, 更に不整脈の増悪, 誘発因子を理解することが必要である. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |