Japanese
Title脳の低温療法:全身循環と脳温調節の集中治療
Subtitle総説
Authors林成之
Authors(kana)
Organization日本大学板橋病院救命救急センター
Journal循環制御
Volume16
Number1
Page40-46
Year/Month1995/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「要旨」脳損傷の予後は脳浮腫を中心とする頭蓋内圧亢進と脳虚血などの二次的病態によって決まるとされてきた. しかし, コンピュータを駆使したreal timeの病態解析法によって, 脳温が脳浮腫増悪以前に38〜43.8℃まで上昇する脳内熱貯溜現象と言う新たな病態や脳虚血にかかわらず脳代謝が亢進するなど, これまでの脳浮腫や頭蓋内圧を中心とする管理法では全く治療にならない病態がとらえられた. その対策として, 脳の温度を低温(32〜33℃)に集中管理する治療法を開発し, これまで救命や機能回復がほとんど困難とされていたGCS 3〜4の重症患者でも知的日常生活や社会復帰が65%も可能となった. この大きな進歩をもたらした理由として体循環と脳温の変動機構の解明によって脳温が確実にコントロールできるようになったこと, フリーラジカルの発生を抑える管理技術が解明されたことが大きく, 本論文ではその具体的な治療法について解説を行った.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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