Japanese
Title狭心症における心筋虚血発作の日内変動と薬物治療
Subtitle特集 第4回循環器セラピューティック・フォーラム
Authors甲谷哲郎
Authors(kana)
Organization北海道大学循環器内科
Journal循環制御
Volume16
Number2
Page143-147
Year/Month1995/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」日常生活中に見られる無症候性心筋虚血(silent myocardial ischemia:SMI)発作を主とする一過性心筋虚血発作は, その日内分布の類似性から急性心筋梗塞や突然死などの致死的心事故との関連が注目されて, 治療対策上からも重要性が指摘されている1). 一方, 一過性心筋虚血発作の発生機序を明らかにすることは抗狭心症薬の選択上重要であるが, その発生に酸素需要増加あるいは供給低下のいずれが主因をなしているかは意見の分かれるところである. そこで心筋虚血発作の薬物治療上の問題点を明らかにするために, (1)抗狭心症薬(硝酸薬, Ca拮抗薬, β遮断薬)の心筋虚血発作日内分布に与える影響, ついで(2)心筋虚血発作時の心拍数変化から見たその発生機序と各薬剤の効果の違いについて, 安定労作狭心症患者56例(57±10歳, 男46例, 女10例)を対象に検討した. 「抗狭心症薬の心筋虚血発作日内分布に与える影響」図1は, 我々がホルター心電図を用いて, 労作狭心症, 陳旧性心筋梗塞, 異型狭心症, 不安定狭心症における心筋虚血発作出現の日内分布をみた成績である2).
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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