Japanese
Titleミトコンドリア遺伝子変異と平均余命
Subtitle総説
Authors小澤高将*, 松尾
Authors(kana)
Organization*名古屋大学医学部 第2生化学
Journal循環制御
Volume16
Number3
Page309-321
Year/Month1995/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract松尾先生, ご紹介どうもありがとうございました. (スライド1) これはまとめのスライドなのですが, 最初に提示させていただいた方が今日の私の話がよくおわかりいただけるかと思います. ミトコンドリアは我々の生存のために必要なATPのほとんどを作っております. これはミトコンドリアの電子伝達系です. この電子伝達系から電子が酸素に渡されて, 水を生成する反応によって得られるエネルギーからATPが作られるのです. しかし我々の呼吸する酸素の常時5%が活性酸素フリーラジカルになるのです. フリーラジカル学会の会長を去年やりましたが, 何故, フリーラジカルが常に5%も我々の呼吸に伴って出ているのか, これは天然放射線によるフリーラジカル産生の100倍オーダーが高く, 喫煙によるラジカル産生の1,000倍オーダーが高いわけでして, なぜかわからなかったわけです. しかし, ことしの7月にストックホルムでノーベル賞財団による「ミトコンドリア病」のシンポジウムがありまして, apoptosisをやっているコルスマイヤーなども来ており, 大体はっきりしてきたことは, この高エネルギーのラジカルが積極的に生理的な細胞死を推進しているということです.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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