Japanese | |
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Title | シシリアン・ガンビットによる新しい抗不整脈薬の分類 |
Subtitle | 講座 |
Authors | 小川聡 |
Authors(kana) | |
Organization | 慶應義塾大学医学部内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 16 |
Number | 4 |
Page | 562-566 |
Year/Month | 1995/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 最近多数の抗不整脈薬が開発され現在I群薬だけでも13種類が使用可能となっている(表1). これにより, 個々の症例あるいは不整脈に対して的確な使い分けが出来るようになったことは確かであるが, 一方では, 最良の薬剤を選択することが今まで以上に難しくなったことも事実である. 多くの医師が現在でも経験的な知識に基づいて薬剤を選択しているのが現状であろう. しかし経験的手段で試行錯誤的に行うことでは, 最良の薬剤の選択に至るまでに多くの時間を要し, その間無用な副作用に遭遇する危険性も高くなろう. こうした従来からの治療戦略から脱し, より論理的に薬剤を選択しようという提案が「Sicilian Gambit」(文献1)によってなされた. 「抗不整脈薬のVaughan Williams分類に関する考察」Vaughan Williams分類は長年にわたって抗不整脈薬の分類法として広く臨床家に用いられてきたが, 本分類法には幾つかの大きな問題点があることが明かとなってきた. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |