Japanese | |
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Title | 循環制御医学会の将来に願う |
Subtitle | 巻頭言 |
Authors | 高折益彦 |
Authors(kana) | |
Organization | 川崎医科大学麻酔科学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 17 |
Number | 1 |
Page | 1-1 |
Year/Month | 1996/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 今回, 第17巻1号の巻頭言を書くように依頼され, いままでこの雑誌の編集委員を続けてきた者の一人として過去の思い出と, 将来への希望とを述べさせてもらいたい. そもそも日本循環制御医学会の発足の主旨は以下の如くであった. すなわち当時も今も循環の生理, 薬理を含め循環器病の臨床を研究し, 検討する学会, 研究会は数多くあるが, それらの会員が一堂に会し討論し, 意見の交換をする機会は少なく, とかく互に井の中の蛙になりやすいことを避けたいとするものであった. 当時の事務局長は麻酔科学教室に籍を置く徳島大学の斉藤教授ではあったが, 学会の運営のみならず, 本誌の編集, 企画にも麻酔科以外の先生に多く加わって頂いた. そしてこのことを基本として学会も, 本誌も現在まで続いて来ている. したがって本学会の検討テーマもまた, 本誌の主題テーマも決して麻酔学に片寄ることがないように努めて来ている. この大原則を忘れることは本学会, ひいては本誌の医学界における存在を消滅させることにもなり兼ねない. そしてこの集学的精神が将来も必ず続くことを強く望んで止まない. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |