Japanese | |
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Title | 麻酔薬と心筋虚血 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 神山有史, 加地省三 |
Authors(kana) | |
Organization | 徳島大学医学部麻酔学教室 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 17 |
Number | 1 |
Page | 2-10 |
Year/Month | 1996/ |
Article | 原著 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」虚血性心疾患患者の麻酔では術前から術中・術後にかけ厳重な循環管理により心筋梗塞や心不全の合併症は減少した1). しかし, 冠動脈バイパス術の麻酔中, 新たな心筋虚血は麻酔導入後のみならず麻酔導入前から手術後にかけ, 周術期に多数発生する2〜7)ことが知られている. 麻酔導入後の心筋虚血に麻酔薬および循環動態の変動は関与しないとする報告2〜7)も多いが, 手術刺激による循環動態の変動や交感神経緊張などがどの程度心筋虚血増悪に関与しているのか, 又麻酔薬により差が有るのか未だ明確でない. 本稿では著者らの冠動脈狭窄心での実験結果を下に麻酔中の心筋虚血への麻酔薬および交感神経刺激の影響について考察する. 「術中心筋虚血の発生頻度および発生原因」虚血性心疾患患者における麻酔中の心筋虚血の発生頻度は検出方法により大きく異なるが, 非開心術患者では18〜74%3,6,8), 冠動脈バイパス術患者では30〜44%2,4,5,7)とされる. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |