Japanese | |
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Title | 討論 |
Subtitle | 特集 第5回セラピューティック・フォーラム シンポジウム『心不全の治療』 |
Authors | 谷口, 久萬田, 佐藤, 大島, 村山 |
Authors(kana) | |
Organization | |
Journal | 循環制御 |
Volume | 17 |
Number | 2 |
Page | 177-179 |
Year/Month | 1996/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 谷口 残り時間が25分ほどございますので, ディスカッションを始めたいと思います. 最初に, ジギタリスおよび利尿薬という最も基本的な薬剤の歴史から現在に至るまでの治療の変遷と考え方を佐藤先生に話していただきました. まず演者同士で何か佐藤先生にご質問ございましたらひとつずつお願いします. どなたかございませんか. 久萬田 ジゴキシンの方をよく臨床で用いるわけですが, ジギトキシンなどはいかがなものでしょうか. 佐藤 ジゴキシンが一番現在使われており, その次がβメチルジゴキシンです. ジギトキシンはどんどん減ってきているのが現実だと思います. その理由は, やはり代謝がジゴキシンが一番よくわかっていること, 濃度も正確に測れること, それから排泄が早いということによると思います. βメチルジゴキシンは, 代謝については不明な点がありますが, 大体60%が体内ではジゴキシンであり, 吸収がきわめてよいことが特徴です. ジギトキシンは半減期が長いため, 中毒になった場合不利ということが使われなくなった要因と思います. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |