Japanese
Title雑感
Subtitle巻頭言
Authors平川方久
Authors(kana)
Organization岡山大学医学部麻酔・蘇生学講座
Journal循環制御
Volume17
Number3
Page311-311
Year/Month1996/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract日本循環制御医学会が, その前身である研究会として創設されて20年を迎えようとしている. 一分野, 一方向からだけでなく, 広い視野から循環を考えようとする本学会が果たした役割は非常に大きいものがある. いわゆる学際的な学会は, 各分野の調整をうまく取る必要があり, 軌道に乗るまでが大変である. 20年を迎えようとしている本学会はうまく軌道に乗ったようには思えるが, 最近の一般演題の応募状況を見ると麻酔関係からの応募で占められている感がある. 創設時, そして現在までの経緯を見ると麻酔科関係が主体を占めるのはやむを得ないことかもしれないが, 生理学, 薬理学, 循環器内科学, 循環器外科学などのより多くの参加を期待したい. 幸いにも, 学会誌である「循環制御」は, 編集の目玉の一つでもある誌上シンポジウム, 総説で学際的な面目を保っているが, 原著論文の多くは麻酔科からのものである. もっとも, 現在では研究者個人の立場は学際的であり, 研究者が所属している部門にとらわれているわけではないから, このようなことに余りこだわる必要はないのかもしれない.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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