Japanese
Title心室リモデリングと予後
Subtitle特集 シンポジウム(I) 『虚血性心疾患の治療と予後』
Authors堀江俊伸*, 田村光司**, 細田瑳一**
Authors(kana)
Organization*埼玉県立小原循環器病センター, **東京女子医科大学循環器内科
Journal循環制御
Volume17
Number3
Page346-349
Year/Month1996/
Article報告
Publisher日本循環制御医学会
Abstract「はじめに」近年, 急性心筋梗塞に対する早期診断, 早期治療による冠血管インターベンションなどの治療法は進歩し, 年々死亡率は低下している. 急性心筋梗塞後の経過とともに梗塞部, 非梗塞部を含めた左室形態の再構築リモデリングがおこることが知られており, 梗塞後の予後を規定する重要な因子として注目されている. 急性心筋梗塞後の予後を良くするためにはCCUでの死亡率を下げるのみでなく, 退院後の予後を良くしなくてはならない. そのためにはどのような病態で退院した症例の予後が悪いかを知る必要がある. そこで急性心筋梗塞で入院し生存退院した症例について退院時の病態と予後, 心事故の関係について検討した. 「対象ならびに方法」急性心筋梗塞の診断により1980年1月から1990年までの間に入院し, 経皮的冠動脈形成術, 血栓溶解療法, 冠動脈バイパス手術などの冠血管インターベンションを施行しないで生存退院し, 退院5年後まで追跡できた851例を対象とした.
Practice基礎医学・関連科学
Keywords

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