Japanese | |
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Title | スポーツと心臓 |
Subtitle | 総説 |
Authors | 村山正博 |
Authors(kana) | |
Organization | 聖マリアンナ医科大学第2内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 17 |
Number | 3 |
Page | 358-367 |
Year/Month | 1996/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」スポーツには色々な種類の異なった立場がある. 競技スポーツから始まり, 一般の人の行う健康スポーツ, 病気の回復や治療のためのリハビリテーションのためのスポーツ, 小児期の健全な発育のためのスポーツなど, それぞれ目的が異なっているのでそれぞれに生ずる医学的問題も異なってくる. このようなあらゆる背景からスポーツと心臓に関するあらゆる問題を検討する分野がSports Cardiologyである. Exercise Cardiologyという用語もあり, Sports Cardiologyより臨床的なニュアンスで用いられているが, 実際にはほぼ同じものと考えてよい. この分野は, 日本では未だその存在意義が十分に認知されていないが, スポーツが古くから文化として社会生活に広くとけ込んでいるヨーロッパでは, 臨床医学の一つの体系として確立されている. しかし, それぞれの国柄によってその捉え方も少しずつ異なり, かつての東ヨーロッパ社会主義体制の国々では競技選手に片寄る向きが強かったが, 西ヨーロッパでは健康スポーツ志向が強い. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |