Japanese | |
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Title | 房室接合部をめぐる最近の話題 |
Subtitle | 講座 |
Authors | 平尾見三 |
Authors(kana) | |
Organization | 東京医科歯科大学第1内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 17 |
Number | 3 |
Page | 406-411 |
Year/Month | 1996/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」心房−心室間伝導において, 房室接合部は刺激伝達の単なる中継部位ではなく, 制御部位として重要な役割を担っている. 第一に, 心室収縮の開始以前に心房血が心室に送血される様, 房室接合部は心房興奮から心室興奮開始までの間に一定の間を設けるべく, 伝導を遅延させる. 第2は, 房室伝導比の制御であり, 心房細動など心房興奮が異常な高頻度の際, 房室接合部は心室への伝導頻度が一定上限を超えない様, 伝導抑制的に働く. 近年, 頻脈性不整脈治療にカテーテル焼灼術が導入され, 本邦でもその臨床的な有用性が広く受け入れられてきた. それに伴い, 焼灼術に不可欠な心内腔構造物の解剖と形態, 房室接合部を含む刺激伝導系の解剖学的, 機能的構築についても新たな関心がもたれ, 多くの新知見も報告されている. 本稿では, 房室結節リエントリー性頻拍のカテーテル焼灼術などから得られた, 房室接合部に関連した新しい知見を中心に述べていきたい. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |