Japanese | |
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Title | アメリカ麻酔学会(ASA)印象記 |
Subtitle | 関連学会印象記 |
Authors | 稲田英一 |
Authors(kana) | |
Organization | 帝京大学医学部麻酔科学講座 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 17 |
Number | 4 |
Page | 606-606 |
Year/Month | 1996/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | ニューオリンズでASAが行われるのは4年ぶりのことである. 久しぶりに来る街は, 見た目はそう変わっていない. スーパードームは, 青空の下, 殺風景ではあるけれど, 巨大で鉄壁な城のようにそびえている. 時差でたまたま早起きして見た夜明けの美しさは, 日頃のストレスを忘れさせてくれる. いつも陽気な音楽が流れ, よっぱらいであふれたバーボンストリートの賑やかさも変わらない. しかし, 街にあふれる貧しげで, 所在なく過ごしている黒人の数は増えたように思う. 街に溢れた黒人たちは, まるでアメリカ麻酔学会の将来を暗示するかのようでもある. 1970年代から80年代にかけて, アメリカの麻酔科医の数は飛躍的に増加した. 一方で, 麻酔科医の需要は頭打ちとなった. その結果, 麻酔科医過剰の時代が訪れている. 麻酔科医の収入も抑えられ, 自然と麻酔科医志望者も減少している. 1990年代には外国人麻酔科医(FMG)は, ほとんどいなくなるであろうと10年ほど前には予測されていたが, 現在その数は増加している. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |