Abstract | 第13回国際心臓研究学会(ISHR)日本部会は, 1996年11月27日から30日までの4日間, 千葉県浦安のシェラトン・グランデ・トーキョーベイホテルにおいて開催された. クリスマスツリーなどの装飾がなされたホテル内には, 隣りが東京ディズニーランドとあって, 家族連れやカップルが多く, 華やかな雰囲気のなかでの学会であった. セッションは複数の会場に分かれ同時に進行したので, その一部にしか参加できなかったが, 個人的に興味をもった演題を中心に本学会の印象を述べてみたい. なお, 本学会のアブストラクトは, J. Mol. Cell. Cardiol. 28(11)1996に掲載されているので, 詳細はそれを参考にしていただきたい. 初日には, プレコングレスシンポジウムが行われ, 強心学に関する最近の臨床的, 基礎的知見が11名のシンポジストにより報告された. 2, 3日目にはシンポジウムと一般口演が行われた. シンポジウムは, “Cardiac hypertophy and cell death”“Cardiac mechanisms and energetics”“Protection for ischemic events”“Molecular mechanisms:heart failure”“Antiarrhythmic mechanisms of K channel blocker”“Transmembrane & intracellular regulation of Ca2+ in cardiovascular systems”という6つのテーマについて, 計34名のシンポジストにより進められた. |