Japanese | |
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Title | 新しい硝酸薬Isosorbide 5-mononitrate |
Subtitle | 薬剤紹介 |
Authors | 大島茂, 谷口興一 |
Authors(kana) | |
Organization | 群馬県立循環器病センター循環器内科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 18 |
Number | 1 |
Page | 118-120 |
Year/Month | 1997/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」抗狭心薬として古くから使用されている硝酸薬は, 現在でもなお狭心症治療における中心的薬物であり, 経口薬, 舌下錠, 貼付薬, スプレー, 注射薬など種々の剤型がある. 経口薬としては, 二硝酸イソソルビド(ISDN)徐放錠が主に用いられているが, ISDNには肝臓における初回通過効果(first pass effect)を受けやすいという問題点がある. 最近, 使用可能となったisosorbide 5-mononitrate(5-ISMN)(アイトロール(R)錠)(図1)は, ISDNの生体内における主要活性代謝物であり, 初回通過効果を受けにくいため, 生体内利用率が高く, 血中濃度のばらつきも少ない硝酸薬として注目されている. ここでは, 5-ISMNの薬理作用, 臨床効果などについて概説する. 1. 薬物動態 健常人における, 5-ISMN経口投与後の血漿中濃度の推移を図2に示した1). 10mg, 20mg, 40mgの各用量とも, 服用15分後には血漿中に検出され, 2時間後でほぼ最高血漿中濃度を示す. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |