Japanese | |
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Title | 植込み型除細動器(ICD) |
Subtitle | 特集 第6回循環セラピューティック・フォーラム シンポジウム「最新の不整脈治療をめぐって」 |
Authors | 田中茂夫 |
Authors(kana) | |
Organization | 日本医科大学第二外科 |
Journal | 循環制御 |
Volume | 18 |
Number | 2 |
Page | 155-160 |
Year/Month | 1997/ |
Article | 報告 |
Publisher | 日本循環制御医学会 |
Abstract | 「はじめに」心室頻拍(VT), 心室細動(VF)などの放置すると死に至る致死性不整脈にたいする治療法として, 近年, 植込み型除細動器(implantable cardioverterdefibrillator, ICD)による治療法が注目されている1〜4). 心臓突然死の発生率は米国では年間約40万人, わが国でも5〜10万人と推定される. 本治療法は薬物治療に比較して優れた突然死防止効果が評価されるようになり, 臨床例も急激に増加している. 特にわが国では1996年4月から本装置の保険償還が承認され, 将来的には更に症例数も増加するであろうと予測される. そこで本稿ではICD植込み術の概要, 特に手術適応, 治療成績, 将来の展望などについて述べる. 「植込み型除細動器(ICD)の原理と構造」本装置は不整脈を感知あるいは通電するためのリードと, 電池, 回路, コンデンサーからなる本体で構成される. リードは心筋表面に直接縫着するパッチリードと, ペースメーカーと同様に鎖骨下静脈から右心室腔内に挿入する心内膜リードが使用されている. |
Practice | 基礎医学・関連科学 |
Keywords |